・階段の上り下りで膝の痛みが気になる

・動き始めの一歩目で膝の痛みが出る

・膝を深く曲げると痛みが出る

・正座が出来ない

・軟骨が擦り減っていると言われた

・膝の内側が痛む

・膝に水が溜まる

このような症状がある場合は変形性膝関節症と呼ばれる状態が疑われます。

中高年の膝の痛みの原因として最も多い疾患です。

肥満女性や内反変形(O脚)の方に多く、歩行時や階段の上り下りで膝の痛みを感じたりする事が変形性膝関節症に気付くきっかけです。

加齢により大腿骨顆部や膝蓋骨(膝のお皿)に退行性変性や骨棘などの増殖性病変が起こる事により発症します。

膝の内側の痛みが多くみられます。

<初期>関節軟骨の表面に小さな傷がついたり劣化

<中期>軟骨が擦り減る。滑膜が刺激され機械的受容器が興奮

<中期以降>軟骨の変性が進行。同時に半月板や軟骨に炎症が引き起こされ、関節炎を生じる。

<進行期>軟骨化骨が露出、骨棘形成、裂隙狭小化

ー半月板損傷

半月板とは大腿骨と脛骨の間にある、クッションの役割や膝関節の安定性を保つ軟骨です。

変形性膝関節症以外にも膝の痛みの原因はたくさん考えられ、半月板損傷も膝の痛みの一つの要因として考えられます。

半月板の炎症や半月板に傷がついたりすると、階段の上り下りの際や膝に体重がかかる場合に痛みを感じたりします。

炎症を抑えることにより、痛みも次第に引いていきます。